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鏡子 (きょうこ)

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第159章 零

捏造だと分かっても、新聞は撤回声明を出さなかった。

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グレート・ムーン 捏造


ウィキペディアの転載続きます。



反応と効果

伝説によれば、『The Sun』の発行部数は捏造記事のために劇的に増加し、かつてないほどの大量の発行部数を不変に続けて、そのために『The Sun』の成功した新聞としての地位を確立した。

しかしながら、捏造が発行部数を増加させた程度は、事件のよく知られた話ではたしかに誇張されていた。それが捏造記事であると暴露されたのは公表後数週間たってからで、そのときでさえ、新聞は撤回声明を出さなかった。

ハーシェルは最初、捏造記事を面白がり、自分自身の観測であればこれほどわくわくするはずがないと注目した。彼はのちに、捏造記事が事実であると信じた人々からの質問に答えなければならなかったとき悩まされるようになった。


エドガー・アラン・ポーは、この記事は自分の初期の作品「ハンス・プファールの無類の冒険」("The Unparalleled Adventure of One Hans Pfaall")の剽窃物であると主張した。


ポーは『The Sun』が捏造記事を掲載する2ヶ月前、1835年6月後半に、『Southern Literary Messenger』に、「"Hans Phaall – A Tale"」という彼じしんの月の捏造を公表し、のちに「"The Unparalleled Adventure of One Hans Pfaall"」として再公表していた。


物語は1835年10月2日-5日に、「"Lunar Discoveries, Extraordinary Aerial Voyage by Baron Hans Pfaall"」という見出しの下に『New York Transcript』に再印刷された。

ポーは、月への熱気球旅行を描いたが、そこではプファールは5年間、月の住人らとともに月で暮らし、月の住人をひとり地球に送り返している。


話の風刺的で喜劇的な調子のためにポーの月の捏造のほうが成功しなかった。ロックは、舞台奥に下がり留まってポーに観客に背を向けさせたり、ポーの考えを横取りして先に使ったりすることができた。

ポーは1844年に『The Sun』に月に関する捏造記事「"The Balloon-Hoax"」を発表した。


このとき『The Sun』側で記事を担当したのはリチャード・アダムズ・ロック(Richard Adams Locke)であった。1846年にポーは、「"The Literati of New York City"」シリーズの一部として、『Godey's Lady's Book』に現われたロックの伝記的スケッチを書くことになる。

捏造記事は、ポーの「ハンス・プファール」のみならず、ジュール・ヴェルヌの『月世界旅行』の登場人物らによってもまた言及されている。

ネート・ディメオ(Nate DiMeo)の歴史的なポッドキャスト『The Memory Palace』は、いちエピソードを、「"The Moon in the Sun."」という題のグレート・ムーン捏造記事にささげている。







なるほど。



エドガー・アラン・ポーは、この記事は自分の初期の作品「ハンス・プファールの無類の剽窃物であると主張した?


剽窃 ?


意味が分からないから調べた。


「剽窃(ひょうせつ)」


他人の著作から,部分的に文章,語句,筋,思想などを盗み,自作の中に自分のものとして用いること。

他人の作品をそっくりそのまま自分のものと偽る盗用とは異なる。元来,日本には「本歌取り」の伝統もあり,剽窃 (ひょうせつ) に対する罪悪感は希薄であったと考えられるが,最近は著作権に関する意識の高まりもあって,重視されるようになった。しかし,道義上はともかく,剽窃を法律的に判定することは依然として難しいのが実情である。


いずれにせよ、酷い事件だ。


結局、コレ
新聞の発行部数を増やしたい(儲けたかった)だけでしょ?


しかし、まぁ。

こんなことがあったなんて、ビックリ!!


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