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第159章 零
和の心への目覚め… 『千本桜』
しおりを挟む私達の世代は、欧米化の風に乗り、欧米化の流れを受け入れるのがトレンドであり、最先端であるとされた。
同時進行としてテクノロジーがどんどん進んでいく。
しかし、それを嫌がるかのような逆風が吹くのにも気が付いた。
時代は、昭和や昭和より前の、古き良き日本を、恋しがっている。
ノスタルジックな風を求めている。
日本人が、日本人らしかった時代の“和の心”を求めている。
西暦何年かは忘れたが、『千本桜』が、大ヒットした。
大胆不敵にハイカラ革命 磊々落々反戦国家
日の丸印の二輪車転がし 悪霊退散 ICBM
……
初音ミクというボーカロイドが歌いながらも、歌詞は、まるごと大和魂だ。
テクノロジーを受け入れながらも尚、
日本人は、大和魂を忘れてはいなかった。
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