🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第159章 零

間違いは、2000年続いた。 → マグラダのマリアは、娼婦であるとされた。(2019.5.17 記載)

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聖なる父、ヨセフは、聖母マリアの配偶者であったにも関わらず、マリアは、精霊により神の子を身籠もったとされた。


双子の弟トマスは、その存在を消された。


マリアの姉か妹であり、イエスの弟子でもあったサロメは、その存在を消されたり、違う名前に書き換えられたりした。


サロメへの扱いは、酷かった。

それだけにとどまらず、新約聖書に、悪女サロメは、登場する。
歴史的に、サロメと聞けば、誰もが連想するだろう。

ヨハネの首をせがんだ、あのサロメを…


マグラダのマリアへの扱われ方も酷かった。

マグラダのマリアは、イエスの妻であり、一番の弟子だったにも関わらず、娼婦に仕立て上げられた。


新約聖書を教義とした、ローマンカトリックは、間違いを基本として、その教えが拡がっていったのだ。



間違いは、やはり、
2000年続いていたのだ。





それでは、2019.05.17 に書いた文章を、これの後に繋げよう。




栄光も、名誉も、勝者が独り占め。

勝者に潰された敗者は、何も語れない。

勝者は、見せかけだけの虚偽の輝きで

単なる、裸の王様なのかもしれない。




真実は、敗者のなかにこそ、本当の光があるのかもしれない。


本物なのに、贋作扱いされたり、

本物なのに、作者不詳の絵とされたりして、

ひっそりと、どこかで、本物の輝きを放つ絵画のように

 敗者こそが、光ある存在なのかもしれない。




まるで、マグダラのマリアのようだとも思った。

イエスの妻であり、一番の弟子であった彼女

イエスには、妻はいない子はいないとされ、

マグダラのマリアは、娼婦だったと、根も葉もない嘘が語り継がれた。


「この世は、逆さまだ。


何もかもが、コペルニクス的転回だ。」



第3の目が開き、

真理の扉を開いた、私は、そう叫ぶ。
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