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第158章 1414
生命の誕生… 受精卵
しおりを挟む双子の弟トマスは、疑い深いトマスとして、聖書に登場する。
新約聖書に、イエスの弟であると言う記述こそないが、
つけられたあだ名が、“ふたごちゃん”と言う意味を持つ。
双子のトマスが何故弟であることを隠蔽されたか?
その謎が解けた。
イエスに、双子の弟がいるということは、どういうことか?
その存在がいることにより、聖母マリアが、ちゃんとした妊娠、出産の経緯を辿っているという証明になる。
教義が、処女懐胎とするならば…
イエスが、仮に神の子であるとすれば…
トマスという双子の弟は、邪魔な存在となる。
トマスという存在がいることによって、マリアの処女懐胎は証明として成り立たず、
マリアは、受精卵から、2人の男の子を産んだという解釈が出来るからだ。
やはり、聖母マリアは、ちゃんとした妊娠、出産の経緯を辿っていた。
イエス様の父は、やはりヨセフ様であった。
マリアが聖なる母だと敬愛されるように、
本来ならば、ヨセフ様も、イエス様にとっての聖なる父であると、敬愛されるべく対象であった。
処女懐胎を思わせる表記をしているのは、マタイとルカだけだ。
サロメの息子、ヨハネは、それに言及してはいない。
ヨハネは、イエスやトマスの従兄弟にあたるから、ヨハネもまた、聖なる書物に、嘘の記述を書けるわけがない。
おそらくサロメは、聖書の改竄に反対したのだろう。
洗礼者ヨハネの首は、ヘロデ王により刎ねられたのは事実かもしれないが、別の理由があったのだろう。
なんというコペルニクス的展開なのか?
サロメは、ヨハネが、首を刎ねられる原因を作ったどころか、サロメは、ずっとヨハネの首を、弔っていた。
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