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第158章 1414
マクベス、誤解を解いてくれる人は、至るところで現れる。
しおりを挟むまた、見つけた!!
シェイクスピアの名作「マクベス」 あらすじと実在のマクベスとの違い - イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ
https://www.rekishiwales.com/entry/macbeth_real
より
※ 部分転載
(先生)
マクベスは1005年頃に生まれ、父親のフィンレイは、スコットランドの高い位の執事で、母親ドナダはスコットランド王マルカム2世の娘だ。
1040年の8月、スコットランドの北部マレー地方で起きたエルジンの戦いで、ダンカン2世を殺し、マクベスはスコットランド王になったんだ。
(生徒)
なんだ、やっぱり歴史上のマクベスも王を殺した人物で、シェイクスピアの物語と同じ悪者じゃないですか?
(先生)
必ずしもそうではないんだよ。シェークスピアはダンカン1世を誰からも尊敬される人物と描いているけど、実際はそうじゃない様なんだ。
ダンカン1世は大軍を率いてイングランド北部のダラムへの侵攻したけど、大失敗に終わり重臣たちから信用も人望も失っていたんだ。
さらに次の年、今度はダンカン1世は軍を率いてマクベスの領土に攻め込んできたんだ。このためマクベスは戦い、その結果としてマクベスが勝利し、ダンカン1世は敗死したわけだ。
(生徒)
そうなんですね。実際の歴史では、ダンカン1世の方が悪者なんですね。
(先生)
マクベスはケネス3世の孫娘と結婚し、マクベスの王の立場を強くしたんだ。ケネス3世はスコットランド王国を建国したケネス1世の子孫なんだ。
14年間にマクベスはスコットランドを平和に統治したんだ。法律と秩序を作ったり、キリスト教を広める事に尽力した。
1050年にローマ教皇の祝典のために、ローマに巡礼したそうだ。マクベスは勇敢な指導者でもあり、ダンカン1世が失敗したイングランドのノーサンブリアとの国境での戦いにも成功したんだよ。
(生徒)
へえ~。そう聞くと、マクベスは悪者じゃなくて、逆に良い王のようですね。
(先生)
しかし、1054年、ダンカン1世の息子マルカム王子(Malcolm Canmore)を王位に戻そうという、ノーサンブリアのシーワード(Siward、マルカム王子の叔父)の挑戦を、マクベスは受けたんだ。
1057年、スコットランド北部のアバディーン地方で起きたLumphananの戦いで、マクベスはマルカム王子に殺されたんだ。
そして、マルカム王子は、マルカム3世としてスコットランド王となるんだ。
(生徒)
なるほど。おおよそ、何が起きたのか? は歴史と合っていますが、シェイクスピアが、事実を変えて描いた可能性があるんですね。
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