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第158章 1414
同じ夢を、よく見た。
しおりを挟む私は、赤ちゃんの頃、10歳前後の魂だった。
だから、赤ちゃんの頃のことを、細かいことまでよく覚えている。
赤ちゃんの頃か、幼児の頃か、記憶は定かではないが、同じ夢をよく見た。
私は、雲の上から、大きな歩幅で、スキップをしながら、嬉しそうに地上に降りてきた。
この夢は、幾度も見たので、忘れようがない。
ヤコブは、夢の中で、雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、
そこを天使が上り下りしている姿を見たという。
実際に、私は、雲の上から大きな歩幅でスキップしながら、地上に降りてきたという体験をした。
(もっとも、夢の中だけど)
天使のはしごが、存在するとしたら、私が降りたあの道は、
きっと天使のはしごだったに違いない。
最近、よくその夢を思い出す。
大きな歩幅で
スキップするみたいに
嬉しそうに、ぴょんぴょん跳ねながら
私は、空から地上に降りてきた。
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