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第158章 1414
計測器は、震度1の揺れを、見逃さない。 何千、何万と発生させられた、僅かな揺れを、見逃したりはしない。
しおりを挟む同じ、緯度経度
同じ、震源の深さ…
揺れは、僅か震度1
(よく揺れても、震度2)
体感しない揺れ…
もしも科学が発達していない時代なら、地震とは認識されないくらいの揺れだ。
しかし、現実問題、
科学は、発展している。
計測器は、小さな揺れでも見逃さない。
震源の深さ10kmの地震を、計測器は、一切のごまかしなく、きちんと計測する。
僅かな揺れ
体感しない揺れ
しかし、確実に揺れていて
地殻は、確かな刺激が与えられ続ける。
僅かなヒビが入った陶器を連想するが良い。
最初、僅かなヒビは気にならないが、だんだんとヒビは、広がる。
全然目立たなかった、そのヒビは、だんだんと目立つようになる。
そのヒビが原因となり、
陶器は、ある日、勢いよくパカっと割れる。
地震もまた、そんな原理だ。
僅かな揺れ → 繰り返し何度も起きる → 僅かなヒビが入る → それが原因で、時には、深い場所までが、刺激され、誘発され、大きな地震に発展する。
計測器は、震度1の揺れを、見逃さない。
何千、何万と発生させられた、僅かな揺れを、見逃したりはしない。
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