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第158章 1414
改竄には、「鼠(ネズミ)」の漢字が含まれる。
しおりを挟む来年は、子年(ねずみどし)
ねずみと言えば、
漢字文化資料館というサイトの
漢字 Q & A という質問にて、
【「改竄」の「竄」には「鼠」という漢字が含まれていますが、ネズミと何か関係があるのですか?】という興味深い質問を見つけた。
その質問に対する答えが、実に解りやすくて、清々しい気持ちになったので、紹介させて頂きます。
Q & A の Aは、これ。
↓↓↓↓↓
この「竄」、よく考えてみると意味のはっきりしない漢字です。
例の構造計算書の件ですっかり有名になった「改竄」ということばは、「勝手に書き変えること」という意味ですが、では他に「竄」を使う場面があるかというと、あんまりなさそうだからです。
漢和辞典を調べてみると、「竄」には「かくれる」「のがれる」などとともに「文字を書き変える」という意味が載っています。そこで、こういった意味がいったいネズミとどんな関係にあるのか、というのが問題となります。
「竄」は、「穴」と「鼠」に分解することができます。そこで、ネズミが巣穴に入ることを表すのが、その本来の意味だとされています。
「かくれる」「のがれる」といった意味は、ここから来ているのです。
ミッキーマウスや、「トムとジェリー」のジェリーなんていう偉大なる例外はいるものの、ネズミといえば基本的にはこそこそと動き回っているイメージがあるものです。
そこで、ネズミが巣穴に入るというと、どうしてもこっそり入るイメージとなります。そこから、「こっそり入れる」という意味が生まれ、それが「こっそり文字を挿入する」となり、さらに発展して「こっそり文字を書き変える」となった。――というのが、「竄」が「文字を書き変える」という意味を持つようになった理由だと推測されています。
何かを改竄して一時的には利益を得たとしても、いずれはそれが発覚して、ネズミのようにこそこそと生きていかなくてはならないハメに陥るものです。
いやいや、そんなことを言ってはミッキーやジェリーに申し訳ありません。
姑息な手段は考えず、正々堂々と生きていきたいものです。
※転載終わり。
《何かを改竄して一時的には利益を得たとしても、いずれはそれが発覚して、ネズミのようにこそこそと生きていかなくてはならないハメに陥るものです。》
サルバトール・ムンディは、未だ世界的に公開されていない。
(ロンドンナショナルギャラリーで、2011年末~2012年はじめに、1度公開されたのみ)
何かを改竄して一時的には利益を得たとしても、それはレオナルド作ではないから、いずれはそれが発覚する。
その戒めのような秘密が、『改竄』という漢字に隠されていたことを知る。
ところで、ねずみには、子年 の 子(ね) と
単に、ねずみを表す、鼠(ねずみ)の漢字がある。
目覚めるようにハッと思った。
カラスにも、普通のカラスと八咫烏に繋がる、神聖な烏(からす)がいる。
〈以前より、邪悪なカラスと表記していたが、神聖な烏に比べ、邪悪に思えただけで、今となっては、単に普通のカラスかもしれないと認識している。〉
ネズミにも、普通の鼠と、神さまに繋がる神聖な、ねずみがいる。
大黒様の近くを、うろちょろしているのは、紛れもなく、ねずみである。
「おこぼれを狙って、米俵から溢れた米粒をつつく、可愛い奴じゃないか!」
改竄に含まれる、鼠とは魂が違う。
善悪の縦わけは、日本の古来よりあった。
改竄に含まれる鼠の秘密を知り、
新たなる気付きと学びを得る。
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