2,805 / 4,110
第153章 2019年10月22日、福音の鐘は鳴る。(Part3)
万歳三唱の後の祝いの合図は…?
しおりを挟む即位礼正殿の儀…
見るもの全て、聞く内容全てが、平安時代にタイムスリップしたみたいだった。
だけど、空砲…
習わしだから、仕方ないよね。
「平安時代(へいあんじだい、延暦13年(794年) - 文治元年(1185年)/建久3年(1192年)頃)
には、戦車がない。砲弾はない。
当然 “空砲”の概念もない。…
何だか、似つかわしくないように感じる。」
「いえ違う。
空砲は、平和の象徴みたいなもの…
それは、素晴らしい意味合いを持つ。
悲惨な戦争を経験した我が国だからこそ、
より大きな空砲の音を響かせよう。」
相反する感性に、戸惑う私。
「見る方向により、価値観は変わってくる。」
「アルマジロのメッセージの時の、学びを忘れてしまったの?」
自分で、自分に言い聞かせた。
お祝い事には、鐘が鳴る…
確かにそれは、私が、勝手に作り上げたイメージだ。
いやまてよ。太鼓の音も似合うと思う。
万歳三唱のあと、庭で控えていた方達は、
バチを持ち、一斉に大太鼓を、鳴らす。
太鼓の音は、響き渡る。
それでも良かったな。
私の妄想は拡がる…。
(本当、勝手な想像して、ごめんなさい。)
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
56
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる