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第151章 神様を理解する。
「羽二重の衣のような真理を、日本から、世界に向けて解き明かせ。」
しおりを挟む「はぶたえ」という言葉が降りてきた。
「はぶたえ⁈」
聞いたことがあるような、ないような?
ネットで、検索した。
はぶたえ → 羽二重
あった!
羽二重…
※ ウィキペディアより
羽二重(はぶたえ、英: habutae silk)は、平織りと呼ばれる経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に交差させる織り方で織られた織物の一種。絹を用いた場合は光絹(こうきぬ)とも呼ばれる。
通常の平織りが緯糸と同じ太さの経糸1本で織るのに対し、羽二重は経糸を細い2本にして織るため、やわらかく軽く光沢のある布となる。 織機の筬の一羽に経糸を2本通すことからこの名がある。
※ 転載ここまで。
「あっ、私が理想としていた形態は、
羽二重だったんだ。」
そう思った。
私は、羽二重という織物があることを知らなかったから、理想とする形態を、“かのこ編み”に求めた。
ビロード(ベルベット)という生地を知らない幼少期に、長崎銘菓ざびえるの箱に、夢で感じた手触りを忘れまいと思ったように。。。
ラピス・ラズリの色を知らない時、ニベアの缶の色に、私が捜し求める色を見出したように。。。
羽二重は、秩序と伝統を守る大切な織物の形だ。
羽二重は、平織りと呼ばれる経糸(たていと)に対して、細い緯糸(よこいと)2本を交互に交差させる織り方で織られた織物の一種である。
書きながら、頭の中で、中島みゆきさんの『糸』の曲が流れる。
「縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない」
縦の糸は、遺伝的な繋がりで
横の糸は、魂のたすき掛けのリレーだと分析し、
縦と横が秩序正しく折り重なる形こそが、真理であると、以前書いたことがある。
科学と、伝統的な信仰も、
この繋がりが当てはまる。
縦の糸は、目に見え易い科学であり歴史である。
そこに、横の糸、神様の御守護を通す。
目覚めるように思った。
「世界的に見て、縦ばかりが目立ち、横の繋がりは、切れ切れだ。
綺麗な羽二重にならない限り、真理の織物は完成しない。」
まるで、ネパールで選ばれしクマリのような小さな子供の頃、私は、夢を見た。
縦ばかりの布きれのようなものが背中にある、変わったデザインの服を着た、その人に、私は小さな指で、互い違いに、横の糸を通すような作業をしていた。
新たなる気付きもあった。
《通常の平織りが緯糸と同じ太さの経糸1本で織るのに対し、羽二重は経糸を細い2本にして織るため、やわらかく軽く光沢のある布となる》
「縦1本に、細い横2本。あっ。これだ!」
そう思った。
縦1本は、科学であり、細い横2本の1本は、神様であり、もう1本は、仏様だ。
●白く風合いがとてもよいことから、
和服の裏地として最高級であり、礼装にも用いられる。
●日本を代表する絹織物であり『絹のよさは羽二重に始まり羽二重に終わる』といわれる。
「羽二重の衣のような真理を、日本から、世界に向けて解き明かせ。」
その、メッセージを強く受け留めた。
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