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第151章 神様を理解する。
馬頭観世
しおりを挟む姫島に、千人堂という名のお堂があるという。
私は、その伝説を読むまで、馬頭観音という名の、観音菩薩がいることを私は、知らなかった。
馬頭観音…
※ ウィキペディアより
馬頭観音(ばとうかんのん、梵: हयग्रीव、hayagrīva、ハヤグリーヴァ)は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊。観音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、いわゆる「六観音」の一尊にも数えられている。
観音としては珍しい忿怒の姿をとるとも言われ、柔和相と憤怒相の二つの相をもつが、日本では柔和相の姿はあまり知られておらず作例も少ない。
そのため、通例として憤怒相の姿に対しても観音と呼ぶことが多いが、密教では、憤怒相の姿を区別して馬頭明王とも呼び、『大妙金剛経』に説かれる「八大明王」の一尊にも数える。
八大明王…
八方守護をつかさどる8体の明王。八大菩薩(ぼさつ)の変現。五大明王の不動・降三世(ごうざんぜ)・軍荼利(ぐんだり)・大威徳・金剛夜叉(こんごうやしゃ)に、穢迹(えしゃく)または烏蒭沙摩(うすさま)・無能勝・馬頭の三明王を加えたもの。
八大菩薩から現出した、降三世・大威徳・大笑・大輪・馬頭・無能勝・不動・歩擲(ぶちゃく)の8体の明王。
※ コトバンクより
《参照》
●姫島 七不思議より、
千人堂のお堂、祀られている馬頭観世
千人堂…
千人堂(せんにんどう)は、島でも屈指の景勝地である観音崎にある小さなお堂で、1寸2分の黄金の馬頭観音像が祀られている。大晦日の晩に債鬼(借金取り)に追われた島民千人を匿ったとの伝説があり、大晦日の晩に千人堂に詣ると借金取りから逃れられると言い伝えられている。
千人堂は、山立て(陸上の特徴のある地点を目印として複数定め、それを頼りにして海上での船の位置を定める方法)で漁場で決める際の目印としても利用されている。
千人堂の下の断崖には、灰白色の黒曜石の層が露出している。この特徴ある灰色の黒曜石を材料とした石器は、中国地方や四国地方でも発掘されており、古代における交易の広がりを示している。姫島の黒曜石産地は2007年7月26日に国の天然記念物に指定されている。
※ ウィキペディアより
馬もまた、牛と同様に、
人間にとって有難い存在だった。
それ故、
“牛は、牛頭天王”
“馬は、馬頭観世”
なるほど。。。
昔の人は、感謝の気持ちを込めて、様々な神や仏をお祀りされている。
牛頭天王は、スサノオノミコトを祭神とした、神様。
馬頭観世は、観音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、いわゆる「六観音」の一尊である。
観音としては珍しい“忿怒の相”をとるとも言われる。(柔和相と憤怒相の二つの相があるが、日本では柔和相があまり知られていない)
私は、牛頭天王も、馬頭観世も、聞いたことすらなかった。
世の人に、あまり定着されていないのだろうか?
弥栄神社ゆかりの場所に住んでいる方たちは、牛頭天王をご存知かも知れないが…。
牛は、牛頭天王、馬は、馬頭観世…
昔は、神仏習合だった。
そして、人間と動物は、仲良く共存していた。
牛や馬は、人間にとって、有難い存在だった。
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