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第149章 全て繋がっていく。
2018.9.26 投稿「2005年、レオナルドの身辺が危うい雰囲気となる。」
しおりを挟むレオナルドの身辺が危うい雰囲気となったのは、2005年、
復習を兼ねて、整理する。
『ラロックの聖母について』
※ ラロックの聖母、公式サイトより、記事転載。
2005年 ダ・ヴィンチの大家カルロ・ペドレッティ
この年、はじめて絵がダ・ヴィンチの一番弟子、GIAM PIETORINOによるものだという見解が発表された。発言したのはダ・ヴィンチ関連の書物を150冊以上も執筆している専門家カルロ・ペドレッティ氏。これにより弟子の作品である可能性がクローズアップされたが、状況はすぐに一転する。弟子の作品であると示唆した本人、カルロ・ペドレッティ氏が、ダ・ヴィンチ博物館の館長であり、ダ・ヴィンチ作品における権威者であるアレッサンドロ・ヴェッツォーシィ氏とともに、「これは弟子の作品ではなくメートルのものだ」との意見を述べたのだ。メートルとはイタリア語でマエストロ、日本語で先生との意味を持つ。これが真実であれば美術史が大きく塗り替えられるのは間違いない。
※ 現在、ラロックの聖母に関しては、忘れられた感があるほどに、世の中の関心が示されていません。
『アイルワースのモナリザについて』
本物?偽物?
2005年の日テレのTV番組は、現在調査研究を続けている段階だが、おそらく本物に間違いないと結論付けていました。
しかし、番組を観た専門家の意見は、違っていた!
※ ある日のブログを転写
2005年、日テレのビートたけしさんのテレビ番組にて、大々的にアイルワースのモナリザが取り上げられましたが、そのテレビ番組に対し、抗議文を、書かれた専門家の方がいらっしゃいます。
東北大学大学院のT教授です。
T教授は「アイルワースのモナリザは、既にコピーであると学会で決定付けられている」と断言されていました。
教授深い話もあります。東京芸術大学のK教授は、日テレのテレビ番組を観て、始めてアイルワースのモナリザの存在を知られたそうです。
日本の美術界で権威ある方が、テレビ番組に対する抗議をし、東京芸術大学の教授は、その存在さえも知らなかったアイルワースのモナリザ、
そんなアイルワースのモナリザは、突然脚光を浴びることになります。
スイスのモナリザが、何十年も研究を重ねた結果、ダ・ヴィンチの作品であることに間違いないと鑑定結果を出したからです。
レオナルド・ダ・ヴィンチの研究家として、名高いマーティン・ケンプ氏は、BBC放送やCNNテレビ(電子版)を通じて、速攻で、その内容に抗議しました。
それでも、なお大手の新聞社以外の新聞社や、テレビ等のメディアは
アイルワースのモナリザに対し、ダ・ヴィンチが描いた若かりしモナリザとして、持ち上げました。
それによって、真実を知らない、確かな情報を知らない人々は、増え続けました。
そして…
『サルバトール・ムンディについて』
いつぞやの美術手帖より転載
50年に及ぶ行方不明期間の後、
【2005年にアメリカのオークションで発見】
様々な調査を経た後、11年にナショナル・ギャラリー(ロンドン)で展示された。
その後、13年にはロシアのコレクターによって1億2750万ドル(現在の価値で約145億円)で落札されて以降、公の場では展示されてこなかった。
2017年11月、クリスティーズで世界最高額となる約508億円で落札されたレオナルド・ダヴィンチの《サルバトール・ムンディ》がルーヴル・アブダビでついに一般公開されることとなった。
公開日は9月18日。
『ラロックの聖母』『アイルワースのモナリザ』『サルバトール・ムンディ』
レオナルドの真作と断言するには不信要素たっぷりな3作品…
それら、いわゆるグレーゾーンの絵画が注目されはじめたのは、共に2005年…
何度も追求している内容ではあるが、こんな偶然あるだろうか?
ラロックの聖母に関しては、
指紋採取に、ローマ警察も協力し、来日した時は、国際ニュースにもなったが、その存在は次第次第に忘れ去られた。
アイルワースのモナリザは、スイスのモナリザ財団が、ほぼ強行的な感じで、〈長年の研究のすえ、レオナルドの真作であると断定〉と鑑定結果を発表した。
サルバトール・ムンディは、真贋論争もされぬまま、いつの間にか、レオナルドの真作として仲間入りを果たし、2017年のオークションでは、最終的に、508億の値段となった。
※ サルバトール・ムンディに関して、以前は、「約510億」と記載されている情報を、よく目にしました。
最近は、具体的に「508億」という数字を目にします。
記述内容は、約510億だったり、508億だったりと、統一性がありせんが、ご了承下さい。
2018.11.9
オークション手数料他、諸費用を除いたら、508億だそうです。
手数料他、諸費用で2億も変わるのでしょうか?
恐ろしい世界です。
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