🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第148章 新時代の幕開けだ!

永遠に枯れない花と、いつかは枯れる花

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神は、私に問う。


「永遠に枯れない花と、いつかは、枯れる花


どちらに魅力を感じるか?」と…




永遠に枯れない花に憧れなくもないが、
いつかは散りゆくからこそ、花は美しいという感性は、染み付いている。


私の返答を待たずして、神は言った。


「ワシは、枯れる花が魅力的だと思う。」と…



続けてこう言う。



「人もまた、花と同じ。

ワシが死を愛する理由は、これじゃ。」





人は、その神を、死の神と言う。






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