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第148章 新時代の幕開けだ!
軍神オーディンが、コカコーラのC Mに乗っかって、あやかっただけ。
しおりを挟むそして、私は、もう一回
左手の手のひらに、
右手で作った握りこぶしをトンと、ぶつけ確信した。
「軍神オーディンが、コカコーラのC Mに乗っかって、あやかっただけなんだ。」
昨夜も月を見た。
見たというか…
厳密に言うと、見るつもりはなかったけど、
見せられたような月だった。
真っ黒な雲たちの中を、かいくぐるかのように、
その月は、突然現れた。
夕方6時50分頃
7時に閉店する眼鏡屋さんに用事があったので、
私は、自転車を走らせていた。
急いでいた上に、空は、あまりにも黒い雲に覆われていたので、見上げる気にもならなかった。
「閉店までに行かなきゃ。」
しかし、そんな時に限って信号は赤になる。
信号待ちで、何気に上を向いた。
そしたら、「ここだよ。」「ここにいるよ。」
って合図を送っているみたいに、白い光が、黒い雲の間から、ちらちら顔を見せていた。
「ん~。まだ、負けてるよ。君」
「だって、ちょっとしか見えてないんだもん。」
そう思った。
昨日見た月は、何番目のお月様だったんだろう?
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