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第148章 新時代の幕開けだ!
真実のサンタクロース
しおりを挟む※ ウィキペディアからの転載
ミラのニコラオスについて…
●守護対象
〈海運〉
〈無実の罪に苦しむ人〉
〈酒屋〉
〈子供〉
●崇敬する教派
〈正教会〉
〈東方諸教会〉
〈カトリック教会〉
〈聖公会〉
〈ルーテル教会など
聖人の概念を持つ全ての教派〉
●主要な記念日
12月6日(ユリウス暦を使用する正教会では12月19日に相当)
不朽体遷移(聖遺物の移動)の記憶
5月9日(ユリウス暦を使用する正教会では5月22日に相当)
※ 以下、キーワード満載です。
《生まれからエルサレム巡礼まで》
三人の娘が居る貧しい家に金を投げ入れるニコラオス(画:ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ)
※ 画像省略
ニコラオスは小アジアのローマ帝国リュキア属州のパタラの町に生まれた。
叔父のパタルの主教ニコラオス(甥と同名)は甥に徳行の基を見出し、ニコラオスの父母を説いて幼い頃から教会に従事させた。
司祭であった時には、かつて豪商であったが財産を失い貧しくなったために娘を売春させなければならないところであった商人の家に、夜中に窓(あるいは煙突とも)から密かに2度、多額の金を投げ入れた。
このため持参金も用意して娘達は正式な結婚を行なうことができた。父親は大変喜び、誰が金を投げ入れたのかを知ろうとして見張った。すると3度目に金を投げ入れているニコラオスを見つけたので、父親は足下にひれ伏して涙を流して感謝した。
主の墳墓に巡礼する為に海路エルサレムに向った際には、暴風を鎮め、船から落ちて死んだ水夫を甦らせた。
《大主教ニコラオス 》
主教の祭服を着た姿で描かれた聖ニコラオスのイコン(シナイ山の聖カタリナ修道院)
※ 画像省略
ニコラオスは巡礼後修道士となったが、丁度その頃にリュキアのミラで大主教ヨハネスが永眠しており、その後継者を探している人々にニコラオスを後継者とするよう天使からお告げがあり、喜んだ人々はニコラオスに大主教就任を要請した。
辞退していたニコラオスであったが、主の旨に逆らう事は出来ず、ニコラオスは大主教となった。
勤勉なニコラオスは大主教となった後、ますます勤労し人々のために務めた。優れた2名の司祭を選んで同労者とし、人々のために幸福を祈り、父の如くに人々を愛し、人々の嘆願や訴えを聞いて助け、冤罪を蒙る者や侮辱を受けている者のために弁護した。
このように教会を牧していたニコラオスであったが、このとき、安寧を保っていた教会が突如大迫害にさらされる事になった。
ディオクレティアヌス帝およびガレリウス帝による迫害である。ニコラオスはこの迫害を恐れず、なおも伝道に努めたため捕えられて幽閉された。獄中でニコラオスは共に捕えられた囚人を励ました。
コンスタンティヌス帝の即位と共に迫害が止み、ニコラオスは大主教に復職した。
第1回ニカイア公会議では議論に激してアリウスを殴ったため破門されるが、キリストと神の母マリアが幻で現れ、ニコラオスの潔白を証したため、破門が解かれた。
ある時、フリギア郡で暴動が起きたため暴動鎮圧の為に海路送られた軍隊が、嵐を避けて停泊中、兵士達が船から出て略奪をはたらき流血の惨状となった。大主教ニコラオスはこれを聞き、直ぐに現場に行って軍を率いている三人の将軍にかけあい、兵士の暴行を鎮めた。
《冤罪の人々を救う》
兵士達の暴行を鎮めたニコラオスのもとへミラから急報があった。大主教の不在の隙に、悪漢に与した市長によって三人の善良な市民が処刑されそうになっており、なんとか大主教に助けて欲しいというものであった。人々はこのような不法な審判が行われる筈は無いと信じていた。
ニコラオスは直ちに三人の将軍とともに急いでミラに帰った。そしてまさに処刑が行われるところであった刑場に赴き、処刑人から剣を奪い、冤罪の市民の縄を解いた。彼等はニコラオスの足下にひれ伏して泣いて喜んだ。
ニコラオスに同行した三人の将軍は暴動鎮圧後、帰国した。しかしながら三将軍の功績を妬んだ人々がコンスタンティノポリスの市長に賄賂を贈り、三将軍が謀反を企てていると言いふらした。市長もまたこれに同調した。皇帝は怒り、三将軍を牢獄に入れた。
三将軍のうちの一人は聖ニコラオスが無実の市民を救い出した事を思い起こし、ニコラオスの神に切に救いを求めて祈った。するとニコラオスが皇帝の夢に現れ、皇帝に対して三人の無実と釈放を訴えた。これにより三人は赦され、さらに皇帝はミラの教会に多大な贈り物をした。三将軍はミラに赴き、大主教ニコラオスに感謝した。
《その後・不朽体》
イタリアのバーリにある聖ニコラオスの墓所
大主教聖ニコラオスは神からの特別な恩寵により多くの奇蹟を行った。彼は言行に感化力が富んでいたにとどまらず、容貌も神の恩寵に満たされて、信者の信仰を固めるものとなった。
聖ニコラオスは老いた後、安らかに永眠し、その遺体はミラの堂に葬られた。聖ニコラオスの不朽体からは芳膏が湧き出て、多くの信者がこれにより病を癒された。聖ニコラオスの行いと奇蹟の評判は死後直ちに広まり、聖ニコラオスを記念する聖堂が建てられ、記念祭を行う者が多く出た。
東ローマ帝国領であったミラは11世紀後半にセルジューク朝に征服された。その混乱のさなか、南イタリアのバリから来ていた船乗りたちが聖堂から不朽体をバリへと持ち去ってしまった。不朽体は1087年5月9日にバリのサン・ニコラ教会に安置され、以後巡礼地となっている。5月9日は正教会で「ミラ・リキヤの奇跡者聖ニコライの不朽体移動日」という記念日となっている
※ 転載ここまで
◎注目したいポイントのまとめ
◆シナイ山の聖カタリナ修道院に、
主教の祭服を着た姿で描かれた聖ニコラオスのイコンがある。
◆貧しいため、娘を売春させなければならなくなった商人の家に、夜中に窓(あるいは煙突とも)から密かに多額の金を投げ入れた。
◆ 主の墳墓に巡礼する為に海路エルサレムに向った際には、暴風を鎮め、船から落ちて死んだ水夫を甦らせた。
◆議論に激してアリウスを殴ったため破門されるが、キリストと神の母マリアが幻で現れ、ニコラオスの潔白を証したため、破門が解かれた。
◆ 無罪の人が、処刑されようとしていた。
まさに処刑が行われるところであった刑場に赴き、処刑人から剣を奪い、冤罪の市民の縄を解いた。
〈ミラのニコラオスと、三将軍〉
功績を妬んだ人々がコンスタンティノポリスの市長に賄賂を贈る…誤解され、牢獄に入った三将軍、ニコラオスが皇帝の夢に現れ、皇帝に対して三人の無実と釈放を訴えた。…これにより三人は赦される。
夜中に窓(あるいは煙突とも)から密かに多額の金を投げ入れる → 夜中に、煙突から入り、プレゼントを投げ入れる。
確かに、サンタクロースのイメージだ。
それと最近、私が蘇我入鹿に繋がったのは、
ミラのニコラオスの御力かもしれない。
蘇我入鹿は、ようやく無罪放免か?
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