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第148章 新時代の幕開けだ!
世の中を悲観していたら、月が現れた。
しおりを挟むサウジアラビアのジャーナリスト、カショギ暗殺の件で、ムハンマド皇太子は、関与を疑われているが、アメリカのトランプ大統領は、ムハンマド皇太子を擁護していると言う。
今日のニュースを見ていたら、どこかの国の女の人が「各国の政府は、この問題の事実関係を明白にするよう、追求すべきだ。」と声を上げて訴えていた。
「一人、また一人と、真実を追求する人は、泣き寝入りする…
結局は、権力者に楯突くことが許されない。」
「こんな世の中、やっぱり変わるわけないよ。」
そう思いながら、夜道を自転車で走っていたら、
真っ暗な夜空から、薄ぼんやりした何かが、見えてきた。
「あれは、もしかしたら、お月様?」本来ならば、真っ黒い雲に覆われていて、何も見えないはずなのに、私が落ち込むと
「ここにいるよ。」と、その存在を知らせてくれる月…
じっと見つめていたら、輪郭も、確かに掴めるような月になった。
9月29日が新月だったから、今日は4日目、
まだまだ細い三日月である。
私が落ち込むと、慰めてくれる月…
月は、まるで鏡だ。
私が月を見ているように
月も私を見てくれている。
単なる気のせいでも、
ロマンチストの端くれでも、何でもいいさ。
私の頭の中で描いた思考は、いつか必ずや
具現化される。
過去も、未来も、現在も、
月は、真実を知っている。
だから、私は、今日も月を眺める。
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