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第145章 2019年10月22日、福音の鐘は鳴る。(Part1)
細い三日月が、聖杯のようにも見え、金色の杯(さかづき)のようにも見えた。
しおりを挟む2019.9.27 午前5時半、外に出た。
「夜明けだ。」
「ああ、カラスが鳴いている。」
カラスの鳴き声が、空をこだました。
響き渡る、カラスの鳴き声…
いつになく神聖な響きだ。
さては、八咫烏(ヤタガラス)が、ついにお目覚めになられたか?
ふと見上げた東の空に、
細い金色の三日月がある。
見える部分、そのカーブが、丁度真下だったので、
金色の細い三日月は、聖杯のようにも見え、
また、金色の盃(さかづき)のようにも見えた。
その上に、月の見えない部分があり、
その場所は、月の海だ。
盃(さかづき)のようにも見える
金色のあの聖杯の上に、月の海がある。
ようやく、時は来た。
今まで、見えなかった部分が、見えてくる。
隠蔽されていた真実が、ようやく見えてくる。
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