🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第145章 古代より、自然は神様だった。

生きるもの、死ぬもの 『蜂と神さま』

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ビルの窓辺に、イシガケチョウが止まった。

イシガケチョウの翅の下には、

死んだ蛾がいた。


死ぬものがいて、

生きるものがいる。


その対比にもまた、心を動かされた。




テクノロジーの進化に伴い、
電化製品は、次から次へと新商品が、発売されている。

世の人々は、それに夢中…



私は、それに逆行するように、昆虫を追いかけた。
(厳密に言えば、追いかけたというより、昆虫自らが、私に近づいてきたという感覚である)







私は、小さな小さな虫たちに


神さまを感じた。




金子みすずさんの『蜂と神さま』

の詩を思い出した。
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