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第145章 古代より、自然は神様だった。
『イシガケチョウの謎』イシガケチョウの羽全体に大きな蠅か虻か、あるいは蝉のような昆虫の姿が浮かび上がる。
しおりを挟む10年前に見た、イシガケチョウが、再びやって来た。
今日、私は、興味深い記事を見つけた。
イシガケチョウは、逆さまに見たら、別の昆虫が浮かび上がってくるそうである。
イシガケチョウの謎 : コロポックル讃歌
https://clossiana.exblog.jp/amp/18658583/
私は長年、イシガケチョウという蝶を一度はじっくりと見てみたいものだと思っていました。
その理由の一つは、この蝶の持つ風変わりな細い線で出来た模様です。
こんな細い線は飛んでいる時には見えないに違いない、もしそうだとすれば白い蝶に見えるのだろうか?シロチョウ科のように見るのだろうか?などと想像していたからです。
もう一つの理由は「この蝶は何かの虫に擬態をしているのではないだろうか?」との説があるからです。この説を唱えられている方は『「写蝶」のたのしみ』(注)著者である中嶋正人氏です。氏は著書の中で次の様に述べられています。
「なぜ他の種にはほとんど見られない線描の模様を持っているのか。頭部がとんがって見える(正確には蝶の下唇のひげが他の蝶より長めに発達しそれが頭部の延長のように見える)のはなぜか。タテハチョウには見られない尾状突起をなぜもっているか。そして、イシガケチョウはなぜ前翅を吊り上げるように開翅するのか。」
氏はイシガケチョウにこんなにも沢山の疑問を感じておられました。そしてこれらの疑問が解けた時のことを次にのように述べられています。
「そのときでした。私の身体に電撃が走り、鳥肌がたちました。イシガケチョウの羽全体に大きな蠅か虻か、あるいは蝉のような昆虫の姿が浮かび上がったのです。」
このことを氏は鱗翅学会の機関紙「Butterflies News Letter」(1998年8月20日号)に発表されています。
イシガケチョウをちょうど逆さまに見た時にこの何かの虫が浮かび上がると氏は述べられていましたので私は図鑑を逆さまにして眺めたりしたのですが何の虫も浮かび上がってはきませんでした。それで「これは実物を見なければわからないのだろう。。」と考えていたのです。
そんな中での九州出張でした。
折しも中北部九州は記録的な豪雨に見舞われていましたが玄界灘に近い辺りは奇跡的に晴れていました。
そして、とある山中で吸水中のイシガケチョウに巡り会えたのです。
※ 画像省略
展翅標本のように前翅を持ち上げて開翅しています。
さて逆さまの写真です。
※ 画像省略
皆さんには何かの虫が浮かび上がってきましたか? ヒント:後翅肛角にある黒のまじった二つのこぶ状模様の外側のものが目です。
念願のイシガケチョウの生きた姿をゆっくりと見ることが出来て嬉しかったです。飛んでいる時は白く見えてシロチョウ科みたいでしたが飛び方はタテハそのものでした。吸水中は多少、接近しても逃げることもなく、また飛び去ってもすぐに元に戻ってきました。これもタテハそのものでした。
(注)引用文献:『「写蝶」のたのしみ』中嶋正人著 文芸社 2005年
※ 転載終わり
イシガケチョウは、昨日現れて、
まだ、うちのビルにいてくれている。
新情報が、入ったところで、
早速、写真撮ってこよう。
(昨日も、写真を撮ったけど、昨日は、他の昆虫に見えるってことに気付かなかった。)
「大黒黄金」に、「ユミアシゴミムシダマシ」に「イシガケ(イシガキ)チョウ」……
「短期間に、何故こんなにも珍しい昆虫たちに遭遇するのだろう?まるで奇跡だ!」
私は、思った。
だけど、別の視点で、冷静に、
こうも分析する。
そんな様々な虫たちを見ても
「変な虫がいるな。」
大概の人は、それで、終わる。
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