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第144章 新しい価値観、新しい世界観
私は、白昼夢の信奉者だった。
しおりを挟む幼い頃、一番好きなアニメは、ひみつのアッコちゃんだった。
あの、コンパクトが欲しくて欲しくて
たまらなかった。
魔女っ子メグを観た時は、
ホウキにまたがり
空を飛ぶ練習を真剣にした。
いつか魔法使いになることが
私の夢だった。
そうかと思ったら、男の子みたいなことをした記憶もある。
月光仮面の影響だろうか?
風呂敷を首にかけてマントみたいにして
「悪者は、私がやっつけてやる。」と、
コタツの上から飛び降りた。
ひとりぼっちのヒーローごっこだった。
兄は、11歳上で、姉は、9歳上
私のヒーローごっこに付き合ってくれる人なんて、家にはいなかったから。
私は、お昼寝の時間いつも夢を見ていた。
「デイ・ドリーム・ビリーバー」
私は、白昼夢の信奉者だった。
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