🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第144章 新しい価値観、新しい世界観

『忘れえぬ人』が忘れえぬ人になる。

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ロシアの画家イワン・クラムスコイの作品   

『忘れえぬ女』を、愛媛県美術館へ観に行った。


物資的な美しさ、身体的な美しさ、
そういうことばかりに目に向けていた時代、

イワン・クラムスコイは、精神的な美しさに目を向けた。

堅苦しい世の中に挑戦するような目で、馬車に乗った女性が、見つめる。


…みたいな解説がされていた。


(※  とても良い解説だったので、次に、また観に行った時、筆記して帰ります)




時代と共に、解説は変わる。



イワン・クラムスコイが、絵を発表した当初は、高飛車でふしだらな印象が持たれ、批判があったそうだ…



女性の尊厳が守られて、美術の見方や価値観も変わり、今では、ロシアの至宝、ロシアのモナ・リザと言われている。





イワン・クラムスコイは、『堅苦しい時代に挑戦する眼差しの女性を描くという、時代への挑戦』をし、
その絵を観た私は、堅苦しい時代に向けて、挑戦を決意した。



そして、『忘れえぬ人』は、私にとって、忘れえぬ人となる。






『忘れえぬ人』に、また会いに行こう。




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