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第143章 変革
どんなにアンナチュラルなことでも…
しおりを挟む歴史は、偽りを綴る。例え不自然でも、誰も追求しない。
復活祭の前日(4月23日、土曜日)
レオナルドは、遺言状を書いた。
4月24日は、復活祭(イースター)
イースターの4日後(4月28日)
マドレーヌ・ド・ラ・トゥール・ドーヴェルニュが亡くなる。
死因は、黒死病
イースターの8日後(5月2日)
レオナルドが亡くなる。
死因は?
最新の研究で、脳卒中
イースターの10日後(5月4日)
ウルビーノ公、ロレンツォ・ディ・ピエロ・デ・メディチが亡くなる。
死因は、梅毒
関わり合う人たちが、1週間で3人も亡くなった。
黒死病、脳卒中、梅毒…
どう考えても、アンナチュラル!
だけど、いつだって権力者に逆らえないから、
歴史は、権力者に都合良く綴られる。
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