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第143章 変革
正しい生命の倫理感『眠る女が目覚める時』より転載
しおりを挟む今こそ正しい、生命の倫理観が必要である。
そんな時代が
巡り巡ってきた。
私は 、『眠る女』の正確なタイトルを導き出す ほんの少し前、人としての
正しい生命の倫理観を
導き出していた。
遺伝子的な科学的な世界なかで
確かに生命の倫理観は
確立された。
それとは 、また別の世界において
スピリチャルな場所…その世界のなかで
魂の受け渡しというものが
確実に行われている。
例えば世に
天才と賞賛される
ピアニストを見て
私は、こんな風に頭を下げる。
「この方は何百年と、ピアノ一筋に生きてきて
努力に努力を重ねた方だなあ。」 と
今こそこのような生命の倫理観が
求められるべきだと私は、痛感する。
幼少期に
木靴の少女が
父親の背中でしていた動作の
真実の、奥深い意味を知ることとなる。
「縦の目がある。 」
これは
我々が理解する
確実なる 生命の営みから生じる
遺伝子学的な生命の倫理観である。
これに少女は
自分の指を糸に見たて
「横の倫理を通している。 」
それは、魂のたすき掛けである。
歴史のなかで時代のなかで
受け渡しが行われる 魂のリレー。
目には見えないが、確実に
それは、行われているのだ。
表があれば裏がある といったように
裏は必ず行われている。
すなわち
縦(表)の原理が、遺伝子学的な倫理だとすると
横(裏)の原理が 、スピリチャルサイエンスの倫理なのである。
秩序正しい 調和のとれた倫理観が 、
今こそ求められるべきであると
私は、信じて疑わない。
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