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第143章 変革
危険信号を伝える。
しおりを挟む昨日の夜11時過ぎ、うちの地域でスコールみたいな雨が降ったが、
その雨は、直ぐおさまった。
もうすぐ雨が降るという、いわゆる物理的にみた、“雲行きが怪しい空”で、
私は、3回、月を見ている。
空は、真っ黒だったが、
私が空を見上げた瞬間、黒い雲は、月のあるその部分だけ、よけてくれるように、移動した。
別々の時間帯、そんなことが2回続いた。
最後の1回は、それが、偶然ではないと、伝えるような動きを感じた。
高速で、見えたり、隠れたり、見えたり、隠れたり、見えたり、隠れたりを繰り返す……
「月が、私を見てくれている。」
これは、単なる妄想かも?
と思ったこともあるが、
さすがに、昨日の夜空は、
只事ではない空気と気配を感じる。
つまり、メッセージ的なものを感じた。
月は、教えてくれている。
私は、ハッとした。
「もしや、地球の危機的状況…
それを伝える信号のようなものを、月は、私に送ってくれているのではないか?」
《鳥は、仲間の鳥へ、危険信号を伝える。》
だから、鳥は、何か大変なことが起きる前に、安全な場所へ移動出来る。
彼等は、人間の目には見えない信号を送り合っている。
午前中、イソヒヨドリを見て、
午後からの空に“火の鳥”を感じ、
そしてスコールみたいな雨が降る前の夜空に月を3回見て、
鳥が送り合うような信号を感じた。
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