🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

文字の大きさ
上 下
2,206 / 4,110
第143章 変革

何かを得た分だけ 大切なものを失った事実、 それに気付くのは、もうそろそろか? 何年先か? 何十年先か?

しおりを挟む


ある民族が、権力を盾にして

ある土地に侵入した。


その土地を、自分達の都合に合わせ

素敵世界にした。


煌びやかな世界

お城を作り、花畑を作り

庭に池を作った。


まるで御伽噺に出てきそうな

夢の世界が出来上がった。



それまで、その土地にいた民族…

笑い合いながら、

仲良く助け合いながら、

元々、そこで暮らしていた者たちは

居場所を奪われた。

まるで奴隷みたいな生活を強いられた。


見方を変えれば、

どちらが邪魔者なんだろう?


視点を変えれば、

どちらが主役でどちらが脇役か?



まぁ、それは世界の縮図みたいなもの。



人間は、小さき物たちに、
それと同じようなことをして、居場所を奪っている。


自分たち人間こそが、この世の中の主役だと思い、自分たちの世界だと思う感情は、もはや概念になっている。



この世界には、
 
虫がいる。

鳥がいる。

魚がいる。

その他、様々な生き物たちがいる。



人間が、自分たちに都合良く

より便利で発達した世界を作ったことで

他の生き物たちは、追い出された。

住む場所をなくした。



森や山に食料が、不足したから、
人間たちから奪うより、なす術がなくなった動物もいる。


沢山の電波塔が立ち、
鳥たちは、仲間へ信号を送り合う機能を
邪魔されている。


綺麗な水でしか住めない魚たちは、生きることさえ出来ない。



ハイテクな機械が、
これ見よがしに、はびこる。



ある組織が、権力を盾にして
色々な装置を開発した。

自分達の都合に合わせて使える
様々なハイテク機械が開発され、この世界は、どんどん便利になる。


あくまでも、それは
人間だけの素敵世界。


人間だけの都合や人間だけの価値感で、
作られたもの。




何かを得た分だけ
大切なものを失った事実、

それに気付くのは、
もうそろそろか?


何年先か?

何十年先か?










































しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

処理中です...