🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第142章 概念について

虻(あぶ)を逃してやりましょうか。

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昨日の夜から、いつの間にか侵入していた、虻(あぶ)は、まだ部屋の中にいた。

あとで、上手に外に逃がそうと思った。

私は、ある ことわざを思い出す。

あっ、「虻蜂取らず」

意味は、たぶん知っているけど、
(2つのものは一度に捕まえることは出来ないって意味でしょうけど)
分かり易く説明したいから、ネットを開く。

虻蜂取らず - 故事ことわざ辞典

http://kotowaza-allguide.com/a/abuhachitorazu.html


虻蜂取らず

【読み】 あぶはちとらず

【意味】 虻蜂取らずとは、欲張って二つのものを同時に手に入れようとしたために、結局はどちらも得られず失敗すること。

【虻蜂取らずの解説】

【注釈】 虻も蜂も両方を捕まえようと(退治しようと)して、二つも取り逃してしまうことから、両方とも手に入れようとして、結局は何も得られないことをいう。

欲を出しすぎることや、方針が曖昧にしておくことを戒めるときに使う。

「虻蜂取らず鷹の餌食」「虻も取らず蜂に刺される」とも。



日本では、「虻蜂取らず」なんてことわざを作っておきながら、


相反する、

『一挙両得』や『一石二鳥』という、四字熟語もある。



相反する価値観の中で、


日本人は、“臨機応変なる哲学”を持って生きていた。



クリスマスには、クリスマスケーキを食べ、子供たちには、サンタさんがやってくる。

恋人は、サンタクロース


そして、お正月には、初詣に行く。



神さまが、ビックリするような、“変わり身の速さ”である。


しかしながら

赤塚 不二夫さんの「天才バカボン」のバカボンのパパふうに言ったら、


「これで、いいのだ。」



私は、思った。

「バカボンのパパは、天才か!」



バカボンのパパは、天才だから、
天才の“遺伝子”を引き継いだ、
バカボンも、きっと天才なんだろう。




日本には、八百万(やおよろず)の神さまがいて、神さまが沢山いらっしゃる。
 

『適材適所』という四字熟語もある。

日本人は、八百万の神さまを味方にし、臨機応変に世渡りをする。


「日本人は、なんて賢くて、なんて世渡り上手な民族なんだろう。」

…と、感心した。


 

さてと、

虻を逃してやりましょうか。






※  意味調べ


【一挙両得、一石二鳥】

一つの事をすることによって二つの利益を収めること。


【適材適所】

(てきざいてきしょ)は「人の能力・特性などを正しく評価して、ふさわしい地位・仕事につけること」を表す四字熟語。

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