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第142章 概念について
サロメ、悪女という概念
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「私は、サロメという言葉には、
嫌悪感しかなかった。」
サロメは、ヨハネの首をせがんだ、王女の名前。
私の魂は、サロメを憎んでいた。
「サロメは、本当、大っ嫌いだ。」
「大っ嫌い。大っ嫌い。大っ嫌い。」
そう思った。
サロメは、ヘブライ語で
“Shalom”
Shalomは、平和という意味だった。
イエスにサロメという女性の弟子がいることも知らない。
サロメのヘブライ語の意味も知らない。
概念に縛られた私は、サロメの意味も知らないで、
平和が大っ嫌い。
平和が大っ嫌い。
平和が大っ嫌いと言っていた。
概念って、本当に恐ろしい 。
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