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第142章 概念について
ヴィクトリア女王のおかげで、イエスの弟子、サロメを知る。
しおりを挟む中庸なる思想で、
ヴィクトリア女王を見る。
子女が欧州各国の王室・皇室と婚姻を結び、彼女の孫は生まれ、
ヴィクトリアはヨーロッパの祖母と呼ばれるに至った。
《例えばドイツ皇帝ヴィルヘルム2世とロシア皇后アレクサンドラ(ロシア皇帝ニコライ2世妃)は孫にあたる。》
※ Wikipedia情報
ヴィクトリアは、victory(ビクトリー)が語源だという。
“勝利の女神のごとく”、彼女の遺伝子は、ヨーロッパ中の支配者のもとに息づいたと言っても過言ではない。
しかしながら、どんなに偉大なる功績を残したにせよ、植民地となった土地では、彼女の支配力が原因で、先住民たちが傷つけられたのは間違いのない事実である。
同時に、私自身も概念に支配されていた1人だったことに気付く。
正直、サロメという名前には、嫌悪感しかなかった。
イエスの弟子にサロメという女性が存在することを、今日の今日まで、私は知らなかった。
ヴィクトリアという名のイギリスの女王が、“アレクサンドリナ”だったおかげで、イエスの弟子に、サロメという女性がいることを知ることが出来たのだ。
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