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第141章 新しい季節
概念に縛られているのは、頭の固い大人たちだけかもしれない。
しおりを挟む前から気になっていた漫画「性別 モナリザの君へ 」をネットで試し読みしてみた。
若い人たちには、いつのまにか、“モナリザは、良性具有の象徴”のように認識されている。
「モナリザは、ジョコンダさんをモデルにした肖像画だ」という概念に縛られているのは、頭の固い大人たちだけかもしれない。
※ 以前書いたブログを転載
タイトル
『曖昧』
2014/07/12 02:03
人は、曖昧なものに
対して、美意識を高められる。
モナリザは、男性性と女性性が混じりあったような絵画
その中性的な不思議さに、心引き寄せられる。
また、笑っているのか?本当は笑っていないのか?その複雑な表情、曖昧な微笑みに、心惹かれる。
フェルメール「眠る女」の、真実のタイトルは「頬杖をつく女」
女性は眠っているのか?寝たふりをしているだけで、実際は寝ていないのではないだろうか?ワインに酔って、うとうと、うたた寝をしているのだろうか?目を閉じて、恋しい人を思い、物思いにふけっているのだろうか?
女性の心理を想像し、その、曖昧さを感じるのが、大切だから、「眠る女」と断定されたら、絵画の持つ深い味わいが薄れ、曖昧であるという美が、損なわれてしまう。
本当に、本当に悲しいことだ。
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