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第141章 新しい季節
新しい季節は なぜかせつない日々で…
しおりを挟む最近、「新しい季節は なぜかせつない日々で…」を、口ずさみたくなる毎日だった。
子供たち3人が通った『聖母幼稚園』が、新しい建物に建て替わるということで、取り壊されている。
色々な思い出が詰まった建物だけに、やはり切ない。
新しい建物になったらなったで、
より画期的な設備や体制のもとで、これから先の未来に向かって、新たな歴史を紡いでいくってことで良いことなんだろうけど。。。
新しい季節が来て、可愛い子供達が、真新しい教室で、目をキラキラさせながら、色々な体験をするんだろうなって想像したら、素敵だ。
しかし、その前の歴史を体験した者にとっては、やはり複雑である。
その場所を通るたびに、なくなったその建物が、恋しく偲ばれるに違いない。
いつも、そうやって、過去を引きずるタイプの私…
取り壊される前の8月14日、虹が架かったことが、せめてもの救いだった。
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