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第141章 新しい季節
万国共通の価値感…生命を大切に想うこと。
しおりを挟む人間の好みは千差万別で、意識や価値感も、各国で変わってくる。
宗教で、纏まろうとしても、
纏まるどころか、かえって分離され、
時に、宗教が原因で戦争になる。
しかしながら、万国共通の意識や価値観を見つけた。
それは、“生命(いのち)を大切にしようと想う心”である。
例えば親を失い悲しいとか…
例えば子を失い悲しいとか…
大切な人が、この世からいなくなり悲しい。
愛する人が亡くなり悲しい。
「…こういった感情は、どの国でも、共通の想いなんだよな。」
そう思った。
よくよく考えたら、当たり前のこと。
人間は、色々なことを、複雑にしようとしているだけで、意外とシンプルに出来ている。
そういった感情で繋がっていば、どの国も一つの意識が共有出来る。
結構、みんな、“原点に還ればひとつ”なんだと思った。
気付くか気付かないかの違いだけで、
どの国でも、共通の意識や価値感で、この世の舞台を生きて全うする。
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