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第140章 宇宙の風に乗る (part 5)
今日は、誰かと誰かの為に、 二人だけの国が完成される日となる。
しおりを挟む何事にも二面性がある。
便利になった分、その数だけ
誰かを傷つけてきた…
そのことを忘れて欲しくない。
私たち人間は、しゃかりきになって働いて、知恵を絞って、色々なものを開発
してきた。
あらゆることが、どんどん機械化される。
その数のぶんだけ
いや、その数の何十倍何百倍も
絶滅した生物がいる。
つまらない戦争を引き起こし
傷つけてしまった人たち、
その寿命を全う出来ず、亡くなった方たちの“命”がある。
地球は、その数々の悲劇を見るたびに、悲しんでいたことを、
忘れて欲しくない。
どうか、忘れないで。。。
「私を忘れないで。」
魂は、空から、叫んでいた。
勿忘草(わすれなぐさ)の花言葉は知っていたけど
『パプリカ』の花言葉が
「君を忘れない。」だなんて知らなかった。
「私を忘れないで。」と
「君を忘れない。」が一つになれる。
そこは、だれも触れない二人だけの国
パプリカの花が咲いたら、
空に大きな大きな打ち上げ花火が上がった。
大きな大きな打ち上げ花火を、見上げていた。
ソラには、未練を残し、報われなかった者たちの魂がある。
報われなかった者たちの魂は、
宇宙の風に乗る。
宇宙の風に乗れば、
「私を忘れないで」と、「君を忘れない」が
“一つ”になれる。
宇宙の風に乗れば
誰かと誰かの二人だけの国が完成される
だろう。
スピッツのロビンソンは、24年の時を駆け抜けて
誰かと誰かの為に、二人だけの国を作ってくれるんだろうな。
長い長い8月が終わった。
今日は、2019年9月2日
今日は、誰かと誰かの為に、
「二人だけの国が完成される記念日となる。」
私は、遠くで眺め、祝福してあげよう。
応援ありがとうございます!
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