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第138章 宇宙の風に乗る part 4
人間だけの地球じゃないのに。
しおりを挟むそのむかし、
人は、自然と共存していた。
生き物たちと共存していた。
動物の力を借りなければ、自分の足だけでは、遠い場所に行くことが出来なかった。
月夜を眺め、ラクダに乗って旅をしたり、
馬車に乗って、出掛けていた。
そんな時代もあったんだ。
色々な乗り物が発明される前は、
そんな時代もあったんだ。
人間は、自分たちの力だけで、色々な乗り物を動かすことが出来る…
それまで頼っていた動物たちに、バイバイした。
バイバイするだけならまだ良かった。
時に、彼等は、蔑ろにされ、邪魔者扱いされる。
人間だけの地球じゃないのに。
人間は、いつから傲慢になったんだろう?
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