🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

文字の大きさ
上 下
1,943 / 4,110
第137章 具体的対策、リエゾン

じゃあ、あの絵も、偽物の歴史を作り上げる為の偽装工作だ。

しおりを挟む


カトリーヌ・ド・メディシスは、悪女じゃなかった。


サンバルテルミの大虐殺の時、シャルル9世は、まだ22歳、若きフランス王だった。王が若いので、母后の立場で、カトリーヌは、シャルル9世をサポートしていた。

何かの情報で、シャルル9世は、コリニー提督と幼い頃から親交があり(教育係か何か?うろ覚えですみません)、とても懐いていたという記述も見つけた。


プロテスタントにも、理解を示していたシャルル9世には、コリニー提督を殺す理由がない。


じゃあ、ヴァザーリが描いたあの絵は、やっぱり偽物の歴史を作る為の罠だ。。。


あの時代、フランスは、カトリックとプロテスタント、どちらとも、うまく関わっていこうとしていた。


対立していたのは、スペインとイギリスだった。


シャルル9世や、カトリーヌの残虐さを物語るような絵は、何枚も描かれた。

(ジョルジュ・ヴァザーリが描いた絵も、その類である。)



カトリーヌやシャルル9世は、本当は、被害者なのに。




カトリーヌ・ド・メディシスは、身内をユグノーと結婚させ、婚姻関係を持たせて、カトリックとユグノーの融和を図ろうとしていた。
そういう場所で、ユグノーの中心人物であるコリニー提督が襲撃された。


戦争の真相は…


【カトリックのスペイン王フェリペ2世と

プロテスタントのイングランド女王エリザベス1世との代理戦争だった。】




スペインとイギリスの戦争に、フランスは、巻き込まれたってのが歴史の真相だったんだ。



因果応報なのか?当然の報いなのか?

フランスは、その前の歴史で、イタリアを侵攻している。

何の罪もない、フィレンツェの君主を襲撃し、幽閉した。





サンバルテルミの大虐殺…




私の嫌いな国、フランスの王族

この時代は、被害者だったんだね。



権力者は、
加害者になったり、
被害者になったりする。




まるで、メビウスの輪のように、
表か裏か、分からない状態だ。













 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

処理中です...