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第 132章 宇宙の風に乗る。(Part1)
何を評価基準にしているのか、さっぱり分からない。
しおりを挟む更に、それより前に遡って、2018年6月7日、私は、こんなことを書いている。
「何を評価基準にしているか、さっぱり分からない。」
今から29年前、
ある書物にて、アイルワースのモナ・リザは、《贋作であっても、15億円》の価値があると記載されていたという。
今から10年前、ラロックの聖母が来日した際、《本作品は、レオナルドの真作だったら、600億円》だと伝えられた。
サルバトール・ムンディは、一度は、6000円くらいで落札されたこともある、値打ちがないと判断された絵画だった。
それなのに、修復され、鑑定され、レオナルドの真作だとされた途端、一気に96億の評価額になり、その6年後、オークションでの取り引きにおいて、約510億円に値段が高騰した。
贋作であっても15億円とか、レオナルドの真作だったら600億円だとか、元々6000円で売られていた作品が、レオナルド作と鑑定されるや約510億になったり…
この世の中の価値は、何を評価基準にして、価格が決定されているのだろうか?
私には、さっぱり分からない。
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