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第 132章 宇宙の風に乗る。(Part1)
ミュシャ展『スラブ叙事詩』
しおりを挟む「音楽は、絵画の妹のようなものである。」という文章を記載しながら(文字入力しながら)私は、ある日の事を思い出していた。
私が、東京へ、ミュシャ展の『スラブ叙事詩』を観に行った時のことを、私は、思い出した。
行きは、飛行機、帰りは、夜行バス…
かなり、ハードなスケジュールで、
私は、ただただ、『スラブ叙事詩』を観る為だけに、東京へ行った。
夜行バスで、かなり疲れていたはず。
「ただいま~」って言って帰った時に娘が、私にかけてくれた言葉が、忘れられない。
「なんか、ママの顔が、可愛くなってる」
娘は、私にそう言った。
私は、鏡を覗き込んだ。
確かに、顔が変わっていた。
目が変わっていた。
瞳に透明感があって、目が澄んでいた。
“小さな子供のよう”に、瞳が澄んでいた。
娘が、私のことを、キレイになっているではなく、“可愛くなっている”の言葉を使った意味も、理解出来た。
あの時、私は、子供のような澄んだ瞳をしていた。
「ミュシャの『スラブ叙事詩』が、私の魂を浄化されてくれたんだ。」
そう感じた。
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