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第 132章 宇宙の風に乗る。(Part1)
間違いは、1500年続くのが当たり前。
しおりを挟む※ 以前の投稿を転載します。
ある時期3日間くらい、
プトレマイオス、プトレマイオス、プトレマイオス…と
うるさいくらい、メッセージが降りてきていたので、ついに、ネットで検索しました。
※ その時、私が、メッセージを受け取ってイメージしたのは、人物としての、プトレマイオスではなく、プトレマイオス朝のほうでした。
プトレマイオス朝
(※エジプト. ヘレニズム時代のエジプトを統治したギリシア系の王朝)である。
その後、プトレマイオスを調べましたが、「メッセージが降りてきたら、意味を検索するべきだ」と、痛感させられました。
ネットで、google検索をし、
プトレマイオスって、天動説を唱えた学者さんの名前だったのだと、理解しました。
学生時代確かに学んだはずなんですが、ピンとこなかったのです。
私は、単純にこう考えました!
「長い長い、人類の歴史があるとして、
間違いが1500年続くのは当たり前の現象である」
モナ・リザなんて、まだまだ…
プトレマイオスが作りあげた(当時の不動の科学)歴史、その三分の一くらいの歴史しか動いていません。
そう。
たかだか、500年
たった、500年間の、間違った定説に過ぎないのです。
以下「プトレマイオス」について
※ 世界史の窓 より転写
http://www.y-history.net/appendix/wh0103-177.html
プトレマイオスとは?
2世紀、ローマ帝国時代のアレキサンドリアの自然科学者。天動説に立つ宇宙観を大成に攻勢に大きな影響を与えた。
2世紀にエジプトのアレキサンドリアで活躍した、天文学者・数学者・地理学者。ヨーロッパでは「トレミー」と表記される。ギリシア以来の天文学を集大成し、地球を中心とした太陽・月・惑星の運行を計算して体系づけ、その宇宙観は「天動説」としてその後ビザンツ世界、西ヨーロッパ世界、イスラーム世界の常識となり、1500年にわたって不動の定説となった。
プトレマイオスの天動説
プトレマイオスの天文学の大系はイスラーム世界に継承され、『天文学大全』(アルマゲスト)と云われた。アルマゲストとは「大著述」と言う意味で、アラビア人がプトレマイオスを尊敬していたところから出た署名である。プトレマイオスの天文学によって、ヘレニズム時代のアリスタルコスの地動説は否定され、忘れ去れてしまった。
天動説から地動説へ
しかし、プトレマイオス自身は神秘的な神中心の宇宙観を説いたのではなく、あくまで彼自身の観測と計算に基づく結論に従ったもので、前代のアリスタルコスの地動説よりも合理的な説明をすることに成功したために定説化したものであった。プトレマイオスの天動説(太陽が地球の周りを回っているという説)は、ルネサンス時代末期の16??17世紀にコペルニクス、ガリレイらが疑問を呈することによって誤りとされ、ケプラーやニュートンなど近代科学によって地動説が証明されることとなる。
プトレマイオスの世界図
またプトレマイオスは、地理学でははじめて地球上を経度緯度にわけて世界地図を作製した。その範囲は現在のジブラルタルからインドに及んでいるが、インド洋を一つの内海としているなど、現在から見れば誤っている点も多い。しかし、科学的な最初の世界地図と言うことが出来る。
彼の『地理学』(ゲオグラフィア)は、シチリア島のイスラーム教徒イドリーシー(11世紀)を経て、15世紀にラテン語に翻訳され、フィレンツェのトスカネリに大きな影響を与え、その示唆に基づいて1492年のコロンブスの大航海によるインディアスへの到達、さらにアメリカ大陸の発見に結びついた。
(引用)プトレマイオスの『地理学』は15世紀初頭に蘇ったが、1406年から1410年へかけてのヤコブス・アンヘルスによるその翻訳は、学問の世界に対する最初の重要な貢献であった。一定の限界内ではそれは説得的で典拠があり、中世の地理学よりは遙かに優れていた。この発見は、恰もシェイクスピアの行方不明の戯曲がコンに津発見されたとしたら起きそうな大騒ぎを当時惹起したに相違ない。いろいろな欠点にも拘わらず、プトレマイオスの書物は人々を擒(とりこ)にするというよりもむしろ刺激を与えたのである。・・・プトレマイオスの地理学の基本原理は、緯度と経度による地点の正確な決定にあった。彼自身はこの原理を極めて誤りの多い方法で実地に適用してしまったが、この原理は、その知識と器具とを有する人々には有効なものとして残ったのである。・・・プトレマイオスの最大の誤謬の一つ――陸地に囲繞された印度洋――さえもルネサンス初期の学者達によって真面目に検討された。とは言うものの、プトレマイオスは古典地理学者の総帥として15・16世紀には大いに名声を博し、彼の諸々の理論と原則は人類に影響を及ぼし続けたのである。<ペンローズ『大航海時代??旅と発見の二世紀』1952 荒尾克己訳 筑摩書房刊 p.13-14>
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