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第131章 パプリカ 花が咲く。
“手紙”に証拠は、残っている。それでも、お偉いさんは、レオナルド作に、したがる。
しおりを挟む昨年の今日(2018.08.08)は、どんなことを書いていたか?を振り返る。
2019.08.08の気付き。
昨年は、8.8.8 と、8が3つ重なった日付になってる。何か縁起が良いなぁ。
※ では、転載
『糸車の聖母(糸巻きの聖母)』についての案件について…
どんなにご立派な、館長さんが、これはレオナルドで、背景は後世で加筆されたとか、レオナルドの真作に間違いはないと、ご立派な解説付きで主張されても、【下絵は、レオナルドで、着色はレオナルドの弟子の作品であるという証拠】が残っている。
ノベッツオ・ゴッツォーリという人物がイザベラ・デステに宛てた書簡が残っている。
それに『糸車の聖母(糸巻きの聖母)』のことが、詳細に書かれているのだ。
後で、全文書き写すつもりだが、ここでは、内容を概略書いておこう。
イザベラ・デステは、レオナルドに自分の肖像画を描いて貰いたいと懇願していた。
しかし、レオナルドは、今、糸車の聖母に着手している。
だから、もうちょっと待ってやって欲しい…というそういう内容である。
それが終わったら、あなた様の肖像画を描く気になるのでは?…
みたいなニュアンスの事が書かれてあった。
「その時期、レオナルドは、数学的な実験に没頭していて絵からまったく注意を逸らせているため、絵筆を持つことができないのです」
「その糸車の聖母ですら、弟子に任せて、描こうとしない。」
と、細かな状況説明までされてある。
実には、この後にも、
もう1枚の手紙があり、完成された糸車の聖母は2枚あることも、証明されていた。
どうやら、レオナルドは自分では描かず、下絵のみ描いて、弟子に任せたようだ…
そういう内容を
ノベッツオ・ゴッツォーリは、はっきりと記載していた。
依頼された絵画は、
レオナルド工房で完成し仕上げれば良いのであって、レオナルドの筆致に拘るような必要はないのだ。
完成されたその作品が、依頼主に気に入って貰い、満足していただければ良いだけのこと。
その為に、レオナルドは、弟子を何人もかかえていたのだから。
こんな絵や
こんな絵を
(※ こちらはメルツィ作)
描ける優秀な弟子がいるのだから、何も、自分が絵筆を握ることはないのだ。
◆ 画像は、省略させて頂きます。
ちょっと呟き…
「レオナルドの真作ならば、600億だ!」とか何とか言ったり…
レオナルドに見せかける為に、加筆修正したり…
はたまた、「レオナルドの指紋を見つけるぞ!」とか言ってローマ警察までかりだして…
全くばかばかしい。
そんなことをする人達、
呆れてものが言えない。
2019.08.08 の呟き
“手紙”に証拠は、残っている。
それでもお偉いさんは、レオナルド作にしたがる。
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