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第129条 思考は、具現化する。 果報は、寝て待て。
美術史にとって、大きな衝撃は、“それがレオナルド作品として感嘆に値すれば”っていう、条件つきでの衝撃だ。そうでなければ、一気に興ざめである。
しおりを挟む『真作か?贋作か?模倣品か?弟子の作品か? 徹底論争 より』転載
2019.07.29
●彩色されたイザベラ・デステについて、要点を整理
① 発見場所が、スイスである。
〈発見されたのは、ルガーノというスイスの都市の銀行の金庫の中〉
② レオナルド作品であるか、どうか不明の状況で、既に価格が決定されている。
〈今回発見された作品は、マントヴァ皇妃、イザベラ・デステを描いたもので、その価値は1億2千万ユーロから1億5千万ユーロだといわれている。※162億円~202億円〉
【現在、ダ・ヴィンチの真作だと世界的に認められている作品は23点ありますが、この作品がダ・ヴィンチの作品であると認められれば、美術史界にとって大変な衝撃となるでしょう。】
これは…!
ラロックの聖母の時と同じ展開だ。
※ 〈ラロックの聖母は、レオナルドの真作だと認められたら、600億〉と言われていた。
それにしても、美術史にとって、大きな衝撃は、
“それがレオナルド作品として感嘆に値すれば”っていう、条件つきでの衝撃だ。
“マネーロータリングにしようと思っている単なる偽造”だとしたら、一気に興ざめである。
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