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第129条 思考は、具現化する。 果報は、寝て待て。
サルバトール・ムンディ、本音で、ありったけの感情をぶつけてみる。
しおりを挟むサルバトール・ムンディ、
真相を知って以来、どこかに訴えたいと思ったが、一体全体、どこに訴えれば良いか分からない。
私は、なす術がない。
特に、サルバトール・ムンディは、2011年からずっと動向を追いかけているから、色んな矛盾点や突っ込み所、追求したい要素が、山ほどある。
情報を見る度に、“来歴詐称”を見つける。
2011年に確認した情報とは、まるきり違う情報をテレビで伝えている。
ネットでも、間違った情報を見つけては、
「それ違うやん。」って、心の中で、ぶーぶー文句言ってる。
こういう状況を、目の当たりにして、
「世の中の人たちも、きっと、口にしないだけで、何らかの不信感を持ち、その作品を見てくれているはず。」
私は、そう信じてる。
真作になることがあらかじめ分かっているような、出来レースな展開だったと思った。
来歴の矛盾点やおかしな点を見つけた。
描写の未熟な箇所、塗り忘れの箇所を見つけた。
襞の加筆がされ、描写が変わったことを、見つけたのは私だけじゃない。
水晶玉のあり得ない描写についても、肯定的な意見しか見つからない。
組紐模様が、あんなふうに縺れたような、はっきりしない描写で、全体的に不出来なその作品を、
“唯一のオリジナルで、チャールズ1世が所有していた”と言い、
“男性版モナ・リザ”だなんて、変なキャッチフレーズは付いてる。
「世の中、本当どうかしてる!!」
そう叫んだところで、わめいたところで、誰に助けを求めて良いか分からなかった。
約510億になって、世間を騒がせ、
挙げ句の果てに、ルーブル・アブダビでは展示されないという。
散々な結末…哀れ過ぎる現実。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 没後500年のルーブル美術館展にも、サルバトール・ムンディは展示される予定はないし、
あれだけ散々、世間を騒がせておいて、510億なんかになったくせに、行方不明だって!!
もう、堪忍袋の尾が切れた。
って…思ったところで、虚しいのは
この私。世の中、変わる気配なし。
世の人たちは、支配者や権力者に、反抗することはない。
反抗するのを諦めるのに、慣れきっている。
支配されていることに気付かない人たちもいる。
私たちは、まるで、飼いならされるのに慣れきっている、子犬のようだと思った。
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