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第128章 新しい世界に向けて
サルバトール・ムンディ…ダ・ヴィンチの作品であると鑑定されたと言われても、私は、お世辞は言えない。
しおりを挟む何度も言うよ。
サルバトール・ムンディは、
《マネー的価値のうえで、最高ランク》に値しているだけじゃないか。
ダ・ヴィンチの作品であると鑑定されたと言われても、私は、お世辞は言えない。
作品のクオリティとか、精巧さとか、ディテールへの拘りや深さとか、作品に込められた魂や、奥行きや味わいや……
そういう部分や、画力に焦点を当てて、作品を語ろうとしたら、褒められる要素がない。
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