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第128章 新しい世界に向けて
覚醒剤
しおりを挟む覚醒と言えば、覚醒剤について
芸能人をはじめ、著名な人のなかにも、
この覚醒剤というものを、悪い薬物と知りながら、手を出した人がいる。
ところで、覚醒剤と言えば、思い出すことがある。
本人は覚えていないかもしれないが、現在、高2の息子が、小学校高学年か、中学に入りたてくらいの時期に、興味深い事を言った。
息子 「ねぇ、お母さん 覚醒剤って言葉、いけんよな。」
私 「え⁈」
息子 「だって、かっこよすぎるもん。
覚醒って、〈目が覚める〉みたいな良いイメージやろ?
覚醒剤は、もっと、危なそうな、悪いイメージの言葉にしないと!」
私 「確かに!そう言われみたら、そうやね!」
覚醒 とは? (意味調べ)
1.目がさめること。目をさますこと。また、意識をはっきりさせたり興奮させたりすること。 「―剤」
2.迷いからさめること。迷いをさますこと。また、自分の非に気がつくこと。
私は、子供の小さな気付きに、ハッとした。
〈覚醒事態、悪い意味などなく、むしろ良いイメージ〉だ。
それが、『覚醒剤』というと、一転して、危険なイメージと化す。
この『覚醒剤』という魔物に手を出し、中毒となり、その身を滅ぼしている人たちがいる。
覚醒剤は、名前事態、まるでハニートラップを仕掛けられたみたいな
〈惹きつけられるような魅力ある名前〉だということに気付いた。
覚醒剤の“覚醒”は、見せかけの目覚め。
私の“覚醒”は、真実の目覚め。
新たなる気付き。
まるで、真実の“覚醒”を阻止するかのように、偽物の“覚醒”を促す薬が存在する。
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