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第128章 新しい世界に向けて
モナリザの真実
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モナリザの真実
2009/10/23 05:58
GREE日記より
最初に降りてきたフェルメールの魂は、日に日に、レオナルド・ダ・ヴィンチの魂に形相を変えていきました。
モナ・リザの真実を聞かされた時の私、
涙が後から後から溢れて止まりませんでした。
泣きながら、一心不乱に文章を記述しました。
※以下その時書いた文章です。
『頬杖をつく女』※現在のタイトルは「眠る女」は、曖昧さを意識的に取り入れた作品でありましたが、『モナリザと呼ばれている絵』の曖昧な微笑みは、意識的に描いた作品では、ありません。
自分が…深い悲しみを背負って生きていた故の偶然の産物でした。ダ・ヴィンチ時代は天才と言われました。しかし…天才である前に、幼き頃、母親と引き裂かれるように別れた経験のある、痛みを背負った悲しい魂の一人の人間でした。
死ぬ間際に、叫びました。母親の名前を…「カテリーナに逢いたい。カテリーナに逢いたい。生まれ変わってもう一度カテリーナに逢いたい。」と叫び続けていました。自分にとって、真に心を許せる女性は、産みの母であるカテリーナただ一人でした。
『来世の母親をイメージして描いた女性像』を持ち運び、何処へ行っても、その女性像を眺めていました。
自分の顔を、女性に見たてて描きました。首から下は、母カテリーナを若返らせてデッサンし着色をしました。『来世で再び巡り逢いたい母』を描き、生まれ変わって、 もう一度カテリーナに逢いたいと祈り続けていました。未来の景色に現れた自分の母親を連想して描いた絵でした。自分は、この母親のもとに、何処の国に生まれるのだろうか?どんな景色の中で自分は生を受けるのだろうか?予言をし…思いつくままに描いた絵でした。未来の風景の中に、あたたかな微笑みを浮かべた優しい母親を描く予定だった絵画です。
来世の母親が、優しく自分に微笑みかけてくれるはずの絵でした。
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