🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第124章 2018年7月 この世に警告を鳴らす。

昨年の投稿を振り返る。「けちょんけちょんに貶されていたはずの音楽家の肖像、秩序が乱れたせいで、傑作となる」

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「エルミタージュの館長が……


無理もないだろ?」



の問いかけを受けて、


私の魂は、それに答えるように言った。



「音楽家の肖像が、ミラノ時代の傑作と、解説をされるのも、無理ないです。」





わけのわからない作品
ラロックの聖母が、
本物なら600億と言われ

サルバトール・ムンディは、オークションで実際に510億……


その設定に基づけば、
そのはるかに上をいって


【リッタの聖母や、音楽家の肖像は、ダ・ヴィンチらしさに溢れている】



だから、

レオナルドの真筆であると
認めざるを得ない。





古い美術書から、現代の研究者にいたるまで
音楽家の肖像は、弟子がメインだと既に確定されており、
その批評に基づくならば、
他のダ・ヴィンチ作品と比べ、
あれが違う、これが違うと、
かなり、けちょんけちょんに貶されている。


(専門用語は、忘れました。かなり、けちょんけちょんに評されていたのは事実です。)


ラロックの聖母が、本物なら600億

サルバトール・ムンディは、実際に510億

着色したイザベラ・デステが、突然現れたりして、

ダ・ヴィンチ研究の最高権威者のペドレッティが、「間違いなくレオナルドの作品だ!」なんて、わけのわからない鑑定をした。




それら一連の価値観を基準にして

ラロックの聖母

サルバトール・ムンディ

着色されたイザベラ・デステ


と比べたら


「音楽家の肖像は、傑作だ!」




私だって、そう叫びたくなる。



そう、それらに比べたら


「音楽家の肖像」は、

はるかに、はるかに、上だと思う。




けちょんけちょんに貶されていたはずの音楽家の肖像、


秩序が乱れたせいで、
ミラノ時代の傑作になってしまった背景を、私は理解した。



改めて感じる。


レオナルドの魂がご立腹するのも無理はない。
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