🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

文字の大きさ
上 下
1,488 / 4,110
第124章 2018年7月 この世に警告を鳴らす。

昨年の今頃、書いた文章を振り返る。 絶対に失敗しないはずだった、ラロックの聖母

しおりを挟む

※ 昨年の今頃、書いた文章

2018.7.18.09:02

タイトル
【絶対に失敗しないはずだった2009年、ラロックの聖母】



アイルワースのモナ・リザについて、大々的にテレビ(日テレ)で報道がされたのは2005年、

一方、ラロックの聖母が、《ダ・ヴィンチの真作かもしれない。少なくともレオナルド派の絵画であることは間違いない。》と報道がされたのは、2009年である。

ラロックの聖母を取り上げたのは
、フジテレビだった。

フジテレビが、CIAと関係しているという情報はないが、同じような報道機関なので、スパイ的に、関係者を送り込むことは、可能であるとみた。

しかも、2005年には、実際に現場を知る美術関係者から抗議を受けていたし、
同じ日テレを使っていたら、
怪しまれる可能性もあるしで、
客観的にみても、フジが無難であると感じた。

番組のタイトルも

『めざせ!お台場合衆国2009 ~フジがやらなきゃだれがやる!~』。

その目玉の1つとして

「ラロックの聖母(THE MADONNA OF LAROQUE)」
が取り上げられたのだった。

合衆国をつけるあたりが、
アメリカ合衆国のイメージを彷彿させられる。


2005年には、美術関係者からの抗議があったので、
ある意味戦略としては、失敗していたかもしれない。

2009年は、絶対に失敗するわけにはいかない。

レオナルド・ダ・ヴィンチ研究において、最大の権威を誇る、
カルロ・ペドレッティ教授に、見解を求めた。

カルロ・ペドレッティ氏は
「レオナルドの真作である可能性」を示唆するような発言をした。


これに留まらなかった。


フジは、同じく、ダ・ヴィンチ作品の最高権威者であるアレッサンドロ・ヴェッツォシィ氏(レオナルド・ダ・ヴィンチ博物館館長)にインタビューを敢行したのだ。


アレッサンドロ・ヴェッツォシィ氏は答えた。

この絵画が
「少なくとも、レオナルド派の作品であることは間違いない」と……。


数々の科学的な調査や鑑定が行われ、レオナルドが生存していた時代の絵であることは、疑いの余地がないという。


レオナルド・ダ・ヴィンチの真作であったなら、
600億円は下らないと、実際に、その絵の価値まで提示した。



レオナルド・ダ・ヴィンチ研究者にて最大の権威を誇る

カルロ・ペドレッティ氏

レオナルド・ヴィンチ作品の、最高権威者のアレッサンドロ・ヴェッツォシィ氏



この2人を以ってしても、


世界は動くことはなかった。




ラロックの聖母に


多くの人々を惹きつけるだけの魅力がなかったというのか?


ラロックの聖母に

レオナルド・ダ・ヴィンチの息づかいを感じられなかったというのか?

しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

独孤皇后物語~隋の皇帝を操った美女(最終話まで毎日複数話更新)

歴史・時代 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:78

王立辺境警備隊にがお絵屋へようこそ!

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:537

異世界転移!?~俺だけかと思ったら廃村寸前の俺の田舎の村ごとだったやつ

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:9,011pt お気に入り:2,388

どこにでもいる大学生の日記

T@u
エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

転生鍛冶師は異世界で幸せを掴みます! 〜物作りチートで楽々異世界生活〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:3,273pt お気に入り:2,136

処理中です...