🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第111章 探し求める青、蒼、碧

2019.7.2 ユニクロで、富嶽36景のTシャツを買う。

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7月2日は、退院後の通院の日だった。

C T を撮ったら、脳に出血が見られた。経過観察ということで、二週間後また病院に行かなきゃいけなくなり、ショックだった。

まぁ、いいや。きっとよくなると開き直る。


旦那が、短パンが欲しいと言ったので、ユニクロに行ったが、ピンとくるものがないと買わなかった。
私も、いまいち購買意欲がなく、その場がら離れようとしたその時、ある商品に、目が釘付けとなる。


私は、『Hokusai  Blue のTシャツ』を見つけた。

男性用のTシャツだったが、そんなの関係ない。
似合わなければ、部屋着にしても構わないし、兎に角この服が欲しいと思った。

自分用に2枚、小学校5年生の息子用に1枚、合計3枚のTシャツを買って帰った。


憧れの『ベロ藍』

 

私は、Hokusai  Blueではなく、
Hiroshige  Blue  として定着していた。



Hokusaiにしろ、Hiroshigにしろ、同じ時代を生きた、浮世絵画家だ。

大好きなベロ藍の色、浮き足立つものが抑えきれない。


 
家に帰ってTシャツの説明書きを読む。


北斎ブルー


「明治時代に京都で創業した芸艸堂(うんそうどう)は、日本で唯一の手摺木版による和装本を刊行する出版社です。その木版のアーカイヴより、北斎の名作「富嶽三十六景」の印象的な「ブルー」に焦点わ当てました。 」    …とある。



記載されてはいなかったが、

その色の正体は『ベロ藍』


ベロ藍の説明こそされてはいないが、大好きな色


Hokusai  Blue  


Hiroshige  Blue




歌川広重は、葛飾北斎より年下だから、
やっぱり、Hokusai  Blueが先なのかな?

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