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第110章 全ては、一つ
みんな泣き寝入りだった。
しおりを挟む何も王様に限ったことじゃない。
その時代の権力者には、従わなきゃいけない。
それは、絶対だ。
何があっても従わなきゃいけない。
権力者は、ヒーローで
権力者は、素晴らしくて
権力者は、崇め奉られなきゃいけない存在だから。
そういう時に、たまにおかしなことが起きる。
何の罪もない人が、不合理で不条理な理由で
ある日、突然逮捕される。
何の罪もない人が、理不尽な理由で、殺される。
勿論、殺した人は、罪を問われない。
都合良く大義名分を立てられては、
歴史は変えられる。
何の罪もなく、殺された人は、泣き寝入り。
それが、世の中だった。
今は、どうだ?
今は、どんな世の中だ?
さて、さて
それは、私たちが、判断しよう。
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