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第110章 全ては、一つ
みんな命が惜しいから…
しおりを挟むああ、いつの時代も同じだな。
みんな命が惜しいから、
王様には歯向かえない。
王様がすることは、罪に問えない。
王様が、モナ・リザの柱を切断したなんて、口が裂けても誰も言えない。
みんな命が惜しいから、
“あることはなかったことにされる。”
何百年も経ち
時代が変われど、国は違えど、
王様がされることは、いつも同じ。
王様は、罪を犯しても、誰にも責められない。
王様は、罪を犯しても、犯罪者にはならない。
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