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第110章 全ては、一つ
手紙の下書き発見。モナ・リザは肖像画ではない。
しおりを挟む一週間ほど前の話、部屋の片付けをしていたら10年前に池川先生に宛てて書いた手紙の下書きが、不意に出てきた。
池川先生へ
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃となりました。よろしければ、前回の続きの文章を読んで頂けたら幸いです。
その後の偉大なる芸術家の魂との交信記録です。
『ヨハネの黙示録』という言葉を、私は脳裏に刻みつけられて、次の日も明け方4時半頃起こされて、私は文章を書かされました。
6/16 モナ・リザは、特定の人物を描いた肖像画ではありません。人類でレオナルド・ダ・ヴィンチが初めて試みたイメージ画像として捉えた人物画です。ダ・ヴィンチは予言者だったので、500年先くらいまでの予言をしていました。16世紀当時は、肖像画として、生存していた人物を記録するような時代でした。しかし、未来は、写真のような技術が発達し、科学的にも人物の映像を捉え、その人物を記録する時代が来る事を、ダ・ヴィンチは予言していました。さらには、合成写真のように、全く別々の映像を組み合わせ、一体化する事も出来ると予言していました。『来世の母』をイメージして描いた絵は、その合成写真も視野に入れていました。自分の顔と自分の生みの母を合成写真のように首で繋げて1人の人物画を形成させたのです。
それ故に、『モナ・リザ』は、100%
モナ・リザではありません。謎の微笑みの女性は、特定の人物を描いた肖像画ではない事は明らかなので、ダ・ヴィンチ の魂は、「いかなる文献を探し調べても、謎の微笑みの女性が誰であるかを見つけ出すことはできないだろう。」と、予言していました。
柱を破壊された無念さから、ダ・ヴィンチは、全人類を、500年の罠にかける事にしました。「500年の間は、何人もモデルとなる女性を特定することはできないであろう。解読は不可能だ。」と。
そして、あろうことか…フランス王室に『呪い』をかけてしまいました。代々続くであろうフランス王に、不幸災いがおきるようにと……怨念の情を燃やしたのでした。その恨みの念は、相当なものでした。
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