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第110章 全ては、一つ
レオナルド事情を憂う。(あらゆる分野で、こんなに芸術性は高まっているのに…)
しおりを挟むあらゆる分野で、その芸術性が高められている。
それもこれも、それぞれの持ち場で活躍されている方たちの努力の賜物だ。
そういうことに目を向ければ向けるほどに、昨今のレオナルド事情を憂う。
レオナルドは、(彼が生きた時代において)芸術を極め、絵画論では、絵画芸術の真髄を記した。
そんなレオナルド・ダ・ヴィンチは、
名前だけを利用され、ネームバリューのみ一人歩きし、大して価値のないものに、510億の値段が付けられたりなんかしている。
没後500年を記念する、ルーブル美術館展に、サルバトール・ムンディは、展示されないという。
アイルワースのモナ・リザは、あんなに大々的に、真作だってアピールしたくせに、日本とシンガポールでしか、展示されていない。(※ 日本で公開されたのは、鑑定が発表される前)
それらの作品は、全世界に公開させるのが、そんなに恥ずかしいのか?
それならば、何故、レオナルド作品だと鑑定したりするんだ?
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